タイ最長吊り橋 ラッタナーコーシン200周年記念橋
旅の途上から投稿していますが、写真を見直して稿を改めたもの
タイ北部ターク県ターク市のピン川に架かる
『ラッタナーコーシン200周年記念橋』
สะพานสมโภชกรุงรัตนโกสินทร์ 200 ปี
橋長435mのタイ最長吊り橋(私調べ)です。
前から気になっていた橋ですが、パタヤからタイ北部チェンマイなどに行く場合、距離は短いが単調な国道1号と、若干経路長が長いもののタイ国鉄に沿って北上する昔からの交易路である国道11号があり、いつも後者を利用して旅するためこの橋に訪れる機会がありませんでした。
今回チェンマイ南部まで国道1号を使って約800㎞移動して、3月新月期に合わせた星見旅行の道すがら、タイ8年目にしてようやくこの橋を見る機会を得たもの。
『ラッタナーコーシン200周年記念橋』
ラッタナーコーシンとは現タイ王国の王朝の名前。
そのラッタナーコーシン朝が創立200周年になったことを記念した、、、という橋の名前。
黄色く橋を塗っていますが、「黄色」は建設当時の「国王の色」
タイの長大橋は黄色く塗られる場合が多いですが、多くは国王を顕彰する意味があると思われます。
Googleマップで調べると橋長は435m。
支間長(主塔間距離)は105m、等支間割りです。
先が詰まって見えますが、Googleマップだときれいに等分されています。
左岸側に寺院があります。
タイのこういった歩道専用橋は、ほぼ100%近く寺院への参詣道となっています。
タイ仏教では信徒にタンブン(喜捨)することを推奨しています。
仏教僧への日々の食事などもタンブンしますが、最も気高いタンブンの一つとして、「橋を架けること」があります。
この吊り橋も寺院が信徒たちに資金拠出を求め作られたものと思われます。
なお実際の管理は行政に移管されている場合が多いです。
主塔の上に橋名が掲げられています。
四角い黒っぽいところは電光掲示板でです。
ケーブルに電飾灯が細かいピッチで付いています。
細かい点ですが、主塔から手前の部分、左右の手すりの上が本橋を模したものとなっています。
走るな
アルコールは飲むな
車は通るな(絵は自転車ですが、車両全般を禁止しています)
1スパン50人まで
夕涼みに来る人がビール片手で川を眺めるということはダメのようです
橋の入り口に門扉があり、朝8時半から21時が通行時間帯。
夕方6時から9時前ライトアップされるとのこと
橋を渡るのは実は嫌いなのですが、折角来たので1スパン分、こわごわ渡りました
歩廊は角パイプが縦桁として通っていて、床板はタイのDIY屋で見かける木の砕片を樹脂で固めたもののようです。強度は無いですね、、、
高い主塔は耐風索が付けられています。
風が抜けるように金網になっています。
当日は風は弱く、多少揺れる程度。
日本の眼で見ると細いし、接合部が弱そう
おばさんが「写真撮らないでよ、、、」と笑いながら通過。
側面の金網の高さがそれなりにあるので安心なんでしょうけど。
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