世界遺産アユタヤ冠水の恐れ
連続的に台風崩れの熱帯低気圧がタイ北部を襲っており、その水を一手に引き受けるチャオプラヤ川の水位が上がっています。
9月下旬、チャイニャートまでバイクで往復しましたが、チャイニャートの街数キロ下流に、チャオプラヤダムがあり、チャオプラヤ川の水位調整を行っています。
記事によるとダムには500-900トン/秒の水が流入しているそうで、下流域の水量が超過しないよう、流出量を抑えているようですが、もう満杯の状況。ダムより上流側にあるノイ川などの水門を開け、ノイ川方面に分流しつつ、下流ではノイ川の水門を締め、下流での水位上昇を防ごうとしているようです、、、
ノイ川流域には大量の灌漑地域があるため、ここで水を受け止めるとあります。、、、要は田んぼがたくさんあるので、ここを冠水させて調整池代わりにするという方策のようです。
田んぼは今、ちょうど田植えの時期なので、耕作にも水を必要としておりちょうどよいといえばよいわけですけど。記事には最大9mの水位上昇とあり、こんなに水深が深くなると、苗も水没して死滅してしまいます。
広い意味でアユタヤ県全域が水没するような内容が読み取れますし、アユタヤの街そのものも、チャオプラヤ川、ロッブリー川、パセーク川の3川合流点に出来た街なので、水没の危機にあるようです。
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