タイ国内旅行 25 パヤオ孔雀の旅 ⑯
地獄寺Wat Khum Khrong Tham
大きなお寺です。平日ですが何らかの説話会が開かれているようで、境内には車がいっぱい、、、でも地獄が見当たらない。
境内にいるのは、現在作っている最中の仏像の職人さんだけ、、、
地獄はどこ?ナーロックティーナイ?と聞いて、無事に通じる予感無し。
大体において、我々マニアは地獄と言っているけど、タイ語でそのままナーロックなのか、別の言い方があるのかもわからない。
地獄はどこ?と聞いて、いきなり形而上学的な説明をされる可能性もぬぐえない。
ちなみに、傍らに仏像の型枠。コンクリート用らしく、内側にモルタルがこびりついています。まさか金色のコンクリートで作っているわけないよな、、、と。
寺の裏の方に行くと、坊主のキャンプ地。
自発的修行者なのかとも思いましたが、テントの中に電線を引き込んでスマホの充電をしていました。飯だけは托鉢の残飯を恵んでもらい、僧侶としての登録はせずに、暮らしているのかな?
タイにはサンガ法という法律があって、僧侶を各寺に所属させ管理しています。国としては仏教を尊するものの、成年男子が正業に就かず税金も払わないわけで、しかも仏僧は人間界の法律の埒外なので、無制限に増えるのも困りまるわけす。
仏教界側でコントロールさせ、麻薬/殺人/その他違法行為を行った場合には、仏教側で還俗させ、警察に引き渡すことになります。
境内をぶらついていると、池があり、その奥に亡者の像が見えてきました。
地獄には橋を渡っていきますが、彼岸、、、ということでしょうか。
画面右から1/3の池の中に、自転車をこぐ骸骨の像があります。
ミシミシ音のする竹橋。歩きずらいです。
この寺の地獄は、各地獄に落ちた亡者、人間のなれの果てが像となって、解説付きで見せている形で、地獄寺マニアの小生としては初めてのスタイルです。
像の下にはそれぞれ、どこの地獄の亡者かが解説されています。
各表題には「นรก」、ナロックとあり、これは地獄の意味。このナロックの前に、〇〇ナロックとあって、〇〇が場所とか状態を示していると思われますが、仏教用語なのか手持ち辞書だと出てきません。
一つ一つは意味があるのでしょうが、看板を訳そうにも辞書に載っていない単語満載なので、腹が腐っているとか、首がないとか、形態を見て地獄を類推するしかありません。
女性の亡者
子供がはみ出ています。リアルすぎます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。