タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ文字子音の分類法

以下、いささか専門的な内容です。


 タイ語の子音は44字あります。これをすべて書けるようになり、発音声調を覚えることはタイ語中級の第一歩です。

https://kiriusa.at.webry.info/200612/article_4.html
 なぜ子音が44もあるのか? 発音だけ言うと44もあるわけでもなく、上表を見れば、khが5個、thも5個、Sが4つ、Tは2個、、、など、タイ語では、同じ発音を違う子音文字で書き表すわけです。


 タイ語子音は、高子音、中子音、低子音の3種類に分類して学習するのが一般的で、これは単語を発音する際の声調(抑揚)の区分ごとに分けたものです。


 タイ語の勉強を進めていくと、飲む食べる寝る遊ぶ、、、のような日常語に使われる子音と、哲学、ゼロ、数式、出家、、など形而上学/科学/仏教用語などのタイにもともとなく、インドから伝わった観念的な言葉に使われる子音が、区別されていることに気が付きます。

https://twitter.com/rian_thaigo/status/1404420850527342597
 上記は、そういった言葉の由来から子音が分かれていると紹介するSNS。



 詳細は上記にまとめられていますが、
 タイ語子音は、以下の3つに分かれるそうです。


พยัญชนะเดิม(phayanchaná dəəm)
 パーリー語サンスクリット語由来の単語で使われてきた文字
พยัญชนะเติม(phayanchaná təəm)
 タイ語の発音に合った形で付け加えられた文字
พยัญชนะกลาง(phayanchaná klaaŋ)
 外来語、タイオリジナルの単語に使われてきた文字


 タイ語の65%は外来語、すなわち、パーリー語サンスクリット語等のインド由来の単語から成り立っていると言われているので、文字もその由来で区別されているようです、


 語学学校で学ぶ声調とリンクする分類の方が実用的なように感じますが、筆者曰く、「綴りミスを減らせる第一歩」とのこと。文字を学ぶということは、言葉が経てきた歴史を学ぶことでもあり、一つの見方が付け加わった感じがします。