カメラを星仕様に変更練習
今まで、鳥用カメラは鳥にしか基本使っていず、鳥用の設定になっていました。
鳥用の設定といっても、露出やシャッタースピード(SS)を自分で設定するMモード
にするだけです。それ以外は、電子ズームを使う時にチョコチョコッと操作をするだけ。
600㎜の望遠ですが、鳥を撮影する時にはこれでも足らず、2倍程度の電子ズームを併用
するので、撮影の最初に電子ズームの設定をすれば、あとは純然と露出とSSを考えれば
いいだけです。
このカメラを星仕様に変更しようとすると
① 望遠ズームレンズを24㎜広角レンズに付け替える
② オートフォーカスをOFFにする(レンズのAFボタンを変更する)
③ 手振れ防止機能をOFFにする(カメラ側でImage stabilizationをOFFにする)
④ 連写モードを単写モードにする(変更しないと長時間露光設定ができない)
⑤ 電子レリーズをBluetooth接続する
⑥ カードへの記録をJPEG→RAW+JPEGに変更する
という一連の作業を経て、やっと撮影開始となります。
実際には赤道儀の設定もありますが、これはカメラに比べればごくごく簡単。
①は当たり前といえば当たり前、、、最初はこの程度で設定が完了すると思っていました。
②と③は、星空撮影の場合の決まりごとのようです。星は無限遠であり微細な光なので、
AFが作動しません。また三脚固定なので手振れがないということですが、共に誤作動
を防ぐため、OFFにすると説明されています。
④ は一枚一枚撮るから連写ではないというだけではなく、星空を30秒を越えて撮影する
場合、BULB撮影設定にするのですが、単写設定にしないとBULB設定になりません。
、、、この辺も、「おかしいな?BLUBにならない」と悩んで取説を見直して項目発見
⑤ は苦労しました、、、接続設定だけで1時間ほど。
取説はネット検索で見ている日本語、カメラ本体は英語仕様なので、Could not conect
なんていうメッセージが出て、3度も4度も設定し直し。そのたびに試撮りしてカメラが
作動しているかSDカードを引き抜いてPC画面で確認していたので、時間かかりました。
⑥ が現実作業でいえば煩雑。
星空撮影の場合、基本的に露出不足の元画像に対して、あとからノイズ除去したり露出を
補ったりするために、画像の生のデータRAWで保存することになります。
上記はJPEG→RAW+JPEGに変更した後のSDカードの中身。上から二続きで同じ画像の
RAWファイルとJPEGファイルが並んでいます。JPEGで2380KBなのがRAWで54628KB
通常の鳥見行だと全行程の写真でも1枚のSDカードに納まりますが、鳥をこの設定で撮影
してしまうと、1日の撮影でも1枚で足りるかどうか?
実際に、朝鳥見行からホテルに帰って、夕方星見行に行く前に上記①~⑥の設定をし、
星見行から帰ったら翌日朝に向けて、レンズを望遠レンズに変えて設定を元に戻すという
手順をこれから繰り返すことになります。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。