画像スタック法 ②
種々のネット情報によれば、画像スタック法で画像を合成する場合、
最低6枚程度からノイズが消え、ある方の解説書では30~80枚撮影するとあります。
1枚当たりの撮影時間を8秒として、撮影後に長秒ノイズリダクション処理すると
1枚で16秒、80枚撮影すると20分以上かかる計算になり、タイ東部星見行では1セット
30枚で撮影をしたところ。
ではこの30枚撮影で写真からノイズが消え、いい写真になったのか?という検証。
オリオン座付近の比較。左から5枚、10枚、20枚、30枚合成。
PC画面でも20枚と30枚を比較すると、若干背景が暗く引き締まったかな?という程度。
PC画面で見るとはっきり見えますが、ブログ画面だと判然としません。
これは5枚と30枚を並べたもの。
右の30枚の方が、三ツ星が締まって見えるのと、オリオン大星雲の赤みが増したかな?
という程度、、、気分の問題でしょうか?
これは5枚と30枚を、冬の銀河の濃い当たりで並べたもの。
何となく、背景がクロっぽく=ノイズが低減されたように見えませんかね?
これも5枚と30枚を比較したもの。
画面に青白い光、おうし座β星エルナトです。
エルナトの右上に暗黒部が広がっています。
これなんか見ると、確かに黒い部分が黒っぽく見えるようになるようではあります。
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この結果を見ると、少なくとも現有機種、現時点での現像法では、30枚合成をしておけば
十分であるように思えます。
今使用中なのがWindowsパソコンで、1920×1080ピクセルのディスプレー、80ppi程度。
写真を趣味にする方々だと、Macを使うのが常識のようで、Macだと200ppiを越える精緻
さなので、おのずと見えるノイズも違うのだろうなと思います。
近々、Macパソコンに切り換える予定もなく、まあこの程度で満足、ということです。
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