タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイの感染者数、チョンブリ県を例に

  日々、チョンブリ県では上記書式で、県内の感染者数を発表しています。
 画面左が県内全体の状況、画面右は県内各郡ごとの感染者数。


 今まで、チョンブリ県/パタヤでのPCR検査陽性者数にばかり着目していましたが、
見落としていたデータが随分あるなと、気が付きました。


 左上のPCR1036と、ATK4037です。
 県内でのPCR検査での陽性者が1036名、
 ATK(抗原検査)での陽性者が4037名という意味です。


 今までの国の説明を聞いている限り、PCR検査は時間が掛かるので、一旦、ATKで検査し、これで陽性であれば、その時点でPCR検査を行って、感染を判断し、隔離等の措置を行う、、、ということでした。


 しかし、この4/11発表のデータによると、PCRの4倍近いATK陽性があり、これはどう判断すべきなのか?と悩んでしまいます。ATKの検査精度が低く、ATKで陽性でもPCRでは
陰性になるとすれば、説明が付きますが、それでいいのか?
 そうではないでしょう、、、

 上記は3/1まで遡って、PCRとATKでの陽性者数を追いかけたものです。
 4/1頃、PCR陽性者の8倍くらいのATK陽性者が出ていることがわかります。


 これを見る限り、チョンブリ県では、ATK検査で陽性になると、そのまま、隔離措置に
入り、わざわざPCR検査で陽性を再確認することはない、、、と理解すべきだと思われます。


 韓国で感染者が急増した際、PCRが間に合わず、ATK検査も陽性判断に使用するとしたよ
うです。ATK検査は安価で直ぐ結果が出るため、これが潜在感染者をさらに掘り起こしした
のだという論調があったようです。


 タイでは依然として、公式の感染者はPCR検査陽性者のみで、ATKは、公式には
「ふるい分け」にしか使用していないとしています。


 現時点で、タイ政府は日々の発表で、PCR陽性者数とATK陽性者数を公表しています。
 公式の感染者数はPCRである、、、というのがタイ政府の公式見解ではありますが、、、


 上記は感染者の多いチョンブリ県だけの特殊状況なのかもしれませんが、大枠の感染者数は、PCR+ATKで判断すべきではないかと思われます。



 あるいは、政府はソンクラーン明けには陽性者が20万人を越えるだろう、、、みたいなこと
を予測していますが、その数字にこだわることなく、死者数であるとか肺炎併発等の重篤者
に着目すべきとしています、、、、ということは暗に、PCR陽性者数ではもう政策を管理しな
いということなのだと思います。