タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

今日の星見

 この日は4月の一時帰国時にタイに持ち帰ったΦ72の使い始め。
 持ち帰ってから50日間も使わずにいたわけです。
 当面、使い方を習熟するためには小口径のΦ40㎜の方が使いやすいのと、イータカリーナ
星雲などの視直径の大きな対象を見るにはよろしいのと、それだけイータカリーナに憧れていたわけですね、、、


 現実は曇り空が多く、習熟作業が進まなかったということがあります。


 Φ72の焦点距離は400㎜で、焦点距離が長いほど小さな天体が見やすいわけですが、
今日のところはレデューサー(焦点距離を短くする装置)を組み込んで、焦点距離を280㎜に
して電子観望を実施。焦点距離を短くすると望遠鏡の明るさは明るくなり、暗い天体が
見やすくなります。

 望遠鏡のアライメント設定とピント合わせのために月面撮影。
 最初ボアッとしてなかなかピントが合わなかったのですが、これは露出過多のためで、
露出時間と感度を下げたところ、上図。


 黒く見える「海」の部分と、山岳部の光っている部分の明るさの差が大きく、一枚の写真として収めるのは難しい対象ですね。

 全天で一番大きく見える球状星団であるケンタウルス座ω(オメガ)星団。
 星々が分離しています。もうちょっと「球状」に見えないかな?


 2秒露光を繰返して150枚ほどをスタック合成したものですが、次回は5秒露光くらいに
露出を上げた方がもう少し暗い星も写るかもしれませんね、、、 

 ケンタウルス座A。衝突銀河として知られていて、二つの銀河が衝突し、中ほどに黒い帯
が見えています。
 60枚ほどスタック合成した段階で雲が出て、コントラストの低い画像になっています。
 枚数が少ないと、ノイズと銀河が分かれないのでぼやけた画像になります。

 Wishing Well(願いの井戸)星団。
 もうちょっとキレイに写せるかなと思っていたので残念。


 結局、光害に打ち勝つために主要な帯域のみを透過するフィルターを使っているので、
色の再現性がありません。
 本来であれば、主要な星の色は青白いはずなので、このままでは✖ですね。