防振双眼鏡というのがあり、カメラの手振れ防止装置が付いているような双眼鏡。

　防振双眼鏡のスペックとして、基本的に手持ちを前提にしているので、
　口径は40㎜程度、倍率は高めで12-20倍程度。　

　使い道としては、コンサートとか、観劇、観戦が主戦場なので、
　機能的には片手で持てる程度、軽量なものが主体となっています。

　星空観望でも使えるとして、Youtubeなどで盛んに喧伝されています。
　Youtubeを見る限り、確かに手振れは収まり、高倍率なので大きく拡大されるので、
　見え味はいいようです。

　値段的にいうと5万円～16万円程度。
　同程度の双眼鏡に比べると倍以上の価格になります。

　ちょっと、魅力を感じたのでいろいろ考え、結局、入手をやめました。

　・手振れを防止するのなら、架台を併用すればよい
　・口径が40㎜程度であり、星の見え方には限界がある
　・仰角60度以上のところでは通常の双眼鏡同様、無理な姿勢での観望になる。

　現在、星用双眼鏡として、NikonのΦ70㎜-10倍双眼鏡で星を観ていますが、
　これを上回ることはなさそうです。