タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

一人の生徒のために

 タイ人のFBグループをフォローしていると、如何にも日本風な写真が投稿され、こういう風景の日本に行ってみたいのだろう、、、と単純に思うわけです。


 この投稿は比較的長いタイ語のコメントが付いていたので読んでみると、
・日本の岐阜の鉄道事情を説明したもの
・沿線に一人の生徒がいて、毎日、列車で学校に通っている
・鉄道会社はこの一人の生徒が卒業するまで列車ダイヤを調整して運行している
・列車会社幹部はそれを、社会に対する責任だから、と語っている。
・日本は大きな地震に見舞われ、発電所が倒壊した時も、状況を伝えるため街角の公衆電話にきちっと列を作って待った人々の住む国だ。(記事が投稿されたのは津波の日)
・6時間離れた国(飛行機で6時間の旅程であるタイ)では、サワンカクロークで路線の廃止が検討されている。


 まあ、誤解がいっぱいありますし、私の訳が悪いのかもしれませんが、脈絡も繋がりません。そして、投稿者が言いたいのは、北部スコータイに伸びるサワンカクローク線が利用客がいないこともあり、鉄道路線の廃止が計画されていることに憤っている、ということ。


 私自身は、いろいろな軋轢がありながらも、赤字ローカル線を廃止していったところこそ、タイに学んでもらいたいところだと思っています。


 タイは日本に比べ貧しいわけですし、これから急激なスピードで少子高齢化が進みます。
 今までは多くのものが非効率的な組織のまま運営されています。
 多分、そういったものを切り捨てていかないと、立ち行かなくなる時が来るはずです。