昨晩の星見 第1ステップ終了
青白く光っている星はカノープスです。
私自身関東平野で育ったのでカノープスを見たことがありませんでした。
南天低く出てくる星で見えにくいこともあり長寿星と言われ、滅多に見えない星です。
ただし、北緯13度のパタヤ、今の季節午前2時頃だと、ちょうど見ごろの高さに出てくる星であり、望遠鏡の設置精度を確保するためのアライメント調整の際に、目標星としてよく使っています。
写真としては実に変哲もなく、明るい恒星の周りに微星が散らばるというもの。
この写真は経緯台で約11分間自動追尾したものです。
星が動いていません、固定されています。
経緯台側がカノープスの動きに追従して自動追尾し、パソコン内のソフトが画角内でカノープスを中心に回転する他の星の回転/移動分を逐次補正しながら重ね合せ、一枚の写真として合成しています。
ここ数日、このような写真を撮ると、カノープスを中心に星が円周運動をしている写真になっていました。原因が不明でWeb内の使用事例をいろいろ検索していると、✓を入れるべきところに✓が入っておらず、これが原因かな?と。
無事懸案解決です。
皆既月食後、5時間ほど経った満月。Nikonのコンデジで撮影。
満月だと全体的に明るく、月面の細部は埋もれて見えません。
コンデジだと手軽に撮れるので、Sony鳥用カメラをわざわざ出すのも面倒だなという時に重宝します。
今まで電視観望ではスマホで経緯台の動きを制御し、携帯パソコンで画像処理するシステムでした。
今晩で一通りの作業の流れが確認でき、第1ステップが完了しました。
次回以降は望遠鏡セットを2台並べ、一台はこのシステムで運用し、もう一台はパソコンを使わないシステムで電視観望をしていく予定です。
![](http://public.muragon.com/7qvd9vtw/3z4iib0x.jpg)
![](http://public.muragon.com/7qvd9vtw/9keok89v.jpg)
![](http://public.muragon.com/7qvd9vtw/7ktt8sue.jpg)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。