将棋 賞金対局料ランキング
他人の稼ぎ高を調べるのはいささか下品ですが、先ごろ藤井竜王の優勝で閉幕した今年度の将棋日本シリーズ(通称、JT杯)は、前年度の賞金対局料ランキングの1位から12位までの棋士が選抜されて対局する公式戦で、来年のメンバーはどうなるのかな?という興味があり、以下は賞金対局料を試計算したもの。
なお棋士はこれ以外にイベント参加、指導対局、著作等での収入もあり、以下はあくまでも将棋の対局で得られた金額のみを対象としています。
結果は上記の通り、大体想像していた通りです。
順位戦対局料の高いA級棋士が主体で、
各タイトル戦/棋戦の優勝/準優勝者が該当し、
竜王戦決勝トーナメントで好成績を残せば可能性が高まる。
タイトル料の高いタイトル戦に出場すれば下位棋士もベスト12に入るという感じです。
前記のランキングは通常2月初旬に発表予定です。
12月末までに数値を照査して、合っているかどうか、答え合わせが楽しみです。
++++詳細説明
将棋の棋士の場合、順位戦というリーグ戦を1年間戦い、入れ替え制で各棋士の順位が決まります。そしてそのランクに応じて順位戦参加料みたいな形で年俸が決まっています。それが左列の順位戦の金額です。
以下、名人戦からJT杯までが各タイトル戦/棋戦の優勝準優勝賞金です。なお竜王戦は決勝Tの対局料を表に加えています。
ランキングは1月~12月を1期としているので、王将戦棋王戦また朝日杯NHK杯は昨年度の結果を反映させています。
最初、A級とB級1組棋士、そして今年度タイトル戦に絡んだ棋士をリスト化しましたが、結局、順位戦対局料での差が大きく、竜王戦決勝Tとタイトル戦に絡まないB1棋士は検討を省略しています。なお山崎/羽生は前記A級であったため、順位戦対局料が若干多くなります。
対局料の算出は手探りです。順位戦の対局料は別途支払われており、高額の対局料となる竜王戦決勝Tの対局料が明示されています。
よって前年度発表のランキングデータから、A級広瀬とB級近藤を抽出し、総対局数から順位戦と竜王戦決勝T対局料を差し引いたものを残りの対局数で除し、これを1局当たりの対局料として今期分の該当対局数を乗じたものを掲示しています。
銀河戦のみ今年度分が継続中ですが、表中の13-15位の棋士は該当しませんので、銀河戦未計上での順位入れ替えはありません。
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