昨日の星見
昨晩、花火2日目から戻って、寝る前にベランダから空を見ると、それなりの空。
さっそくベランダに電視観望一式を並べ、木星とカノープスで望遠鏡のアライメント調整。最初に望遠鏡が自動導入した段階で木星が視野内に入り、こういうことはほとんどないこと。普通はファインダーを覗いて中心に持ってくるのですけれども。
この段階で4つのガリレオ衛星が見え、ピントもキレキレに合っていました。
ただしその後、望遠鏡をどちらに向けても星がぼやけて見えるだけ。
考えてみれば、木星は現在マイナス3等級。そしてカノープスは全天で2番目に明るい恒星なので、それが見えたからといって、「星空」というわけではありません。
結局、経緯台の電源は落とさずに、カノープスを自動追尾したまま一旦就寝。
午前3時、先ほどよりは星の明るさが増し、天頂を見上げるとオリオン座も見えているので、電視観望再開。望遠鏡のアライメントはそのままのハズでしたが、さすがに5時間近く放置していたのでカノープスは視野から外れていて、再度、木星を見てカノープスを見てと、アライメントの調整。
これはシリウスを入れたところですが、Could not alignという警告文が出て、画像スタックができない状況。この状況に悩まされ続けました。
望遠鏡を制御するソフトウェアSynScanの問題なのか、画像を処理するSharpCapが悪いのか、いろいろ触りましたがよくわかりません。悶々としながら午前5時半過ぎまでベランダで過ごしました。
なぜかM42オリオン大星雲だけは、スタックできました、、、色調整は手抜き。
先ほど、SynScanを再インストールして、今晩の電視観望に臨みたいと思っているところですが、この記事をまとめる中で、何となく原因らしきものがわかりました、
最初のシリウスの画面ですがシリウスは明るいにして、他の星が6個くらいしか見えません。対してM42ですが、星がたくさん写り込んでいて、明るい星をよく見ると黄色い四角が書かれています。
SharpCapのAlignmentのところを読むと、位置調整に使う星の数が設定できるようになっていて、デフォルトだと15個で、これは10個まで少なくできます。
Could not alignの原因として、アライメントの基準となる星の数が少ないからなのでは、、、というのが現時点での結論。要は肉眼では星がそれなりに見えても、薄雲で覆われていて写野内にアライメントの基準となる星が少なったということなのでは?ということ。
機材もソフトウェアも使い方もおかしくはなかった、単に条件が揃っていなかっただけだと思うわけです。
実際、タイランド湾では低気圧が移動中であり、すっきり晴れあがっているという状況ではありません。
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