昨晩の星見
昨晩は午前1時に起床。この段階で南天に雲がなく、観望開始。
このところのテーマである惑星状星雲の電視観望。
惑星状星雲の説明は後ほどとして、なぜ惑星状星雲かというと、見た目が惑星に見えるからです。ほとんどが10等級より暗いものですが、望遠鏡で見るとある程度の面積をもって見えます。
惑星状星雲の発見の報告は大体「惑星を発見した」となるようです。
今朝、日の出直後の南天
薄い雲ありますが、ほぼほぼ晴天。
これなら彗星が見えただろうにと、、、
今、北天でZTF彗星という彗星が明け方に見えます。一応、機材的にはセッティングしてあり、見られそうなら27階展望台で見る気満々なのですけども。
星空観望を諦めた4時頃の空
写真では雲間があるようになっていますが、実際にはシリウス、カノープスという全天で第一、第二の明るい星が雲を透けて見える程度。
雲間にひときわ明るく見えるのがシリウスで、ビルの斜め上に見えるがカノープスです
昨日の唯一の成果
IC0418 うさぎ座の惑星状星雲 2000光年の距離
この段階でCMOSセンサー固有のノイズ(ダークノイズ)の赤青緑の皺皺が全面に出ています。
星は周回運動で移動し、望遠鏡はそれを追尾するので、CMOS上のノイズが見かけ上動いたように記録されます
じわじわのダークノイズを現像ソフトの消去ブラシで1本1本消している作業、、、全部で60本以上。この皺皺1本1本はノイズのピクセル一つ一つに対応しています。
惑星状星雲の明るさは12等級です。
星としては暗い部類ですが、一コマ当たりに時間を掛け過ぎたり、ゲイン(ISO感度)を高めにすると白く飛んでしまいます。これは5-6回、条件を変えた電視観望のうち最後のもの。
何となく中心部が暗くなっています、、、気のせい?
ハッブル宇宙望遠鏡でのIC0418
わたしたち太陽は、現在の太陽⇒赤色巨星⇒白色矮星と姿を変えやがて死滅しますが、白色矮星になる段階で外層部の大量のガスを周辺に放出し、最後中心部に白色矮星が残ります。
白色矮星は恒星のコアの部分であり、重量が重く非常に高温で紫外線を放出して周りの放出ガスを照らします。
ちなみに我が地球は赤色巨星になる段階で太陽に飲み込まれあるいは熱せられ消滅します。
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