昨晩の星見
このところ4晩連続して曇り空。
昨晩も日没後、天頂付近に木星が見えた程度、深夜に2度空を確認しましたが、雲で覆われました。
ちょうど満月期なので、完璧に晴れても満足な星空にはなりませんが、4日も望遠鏡から離れると、無理をしてでも見たいと思ってしまいます。
木星を見ようと急遽組んだ望遠鏡セット。
全体を見れば、木星を電視観望するセットにはなっていますが、手順を踏んでいなく、結局、望遠鏡視野内に木星を入れることもできず、木星は雲の中へ。
木星を見るには倍率を上げないとダメなので、Φ127のマクストフカセグレンを出したのは正解。
メーカーがプラネタリーカメラと名付けている赤六角形のNeptuneCⅡカメラをつけたのも正解。天体カメラもCMOSサイズが小さく、木星を拡大してみるには最適。
一応、望遠鏡セッティングの最初に、地上風景で主鏡とファインダーの芯合わせをしましたが、それが動作中にズレてしまったか、想定以上に厳しかったのか、、、
これは数日前までメインの鏡筒として使用していたFRA400と、この日使用したMAK127の画角を比較した表。
焦点距離が長くなり、かつセンサーサイズが小さくなったので、望遠鏡の画角は約10分の一。ファインダーで覗いて中心に入れても、許容幅が狭いの主鏡の視野内に木星が入りません。
またこの日は、いつもファインダーに使っているSVBONYの正立ファインダーに変えてAskarFRM180を使ったわけですが、もうちょっと一工夫があってもよかったと反省。
SVBONYは接眼レンズを交換できない形式ですが、この時使ったFRM180は接眼レンズを交換できる形式なので、一旦、低倍率でファインダー内に入れてから接眼レンズを交換して、ファインダー中央に木星を追い込むやり方もあったかな、と。
まあいずれにしても、仮に視野内に木星が入ったとしても、冒頭の写真にあるように、雲が行き来しているような状況なので、木星をまともな形で見ることは出来なかったとは思いますけども、、、若干負け惜しみ。
私的にいうと、このΦ127鏡筒はセンシブルというか、操作性が敏感で扱いにくい鏡筒ではあり、使う機会の少ない鏡筒です。
思うに、ここ数日は満月期でまともな星見は出来ないわけです。
また月であれば明るいし倍率を上げても視野内に導入することは簡単なので、ちゃんと使いこなせるよう月を相手に練習してみるのも一つかなと、思ったところです。
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