将棋 この時期になると
将棋に順位戦というのがあって、リーグ戦で1年間戦い、上位者が来期、1ランク上の組に昇級、下位者は降級点がつき、降級1点で降級する組もあれば、降級3点でランク落ちする場合も、、、。
所属する組で対局料が異なり、最上位のA級と最下位C級2組だと4倍くらい違います。
順位戦で頑張って昇級することが昇給に通じることになります。
順位戦C級2組は順位戦リーグで戦う一番下の組。
一つ上のC級1組に昇級できるのは3名。
現時点で服部四段が8勝、斎藤四段が9勝で最終局を待たず、昇級が決定、
名前の前に数字があり、服部四段は5、斎藤四段は17.
この数字は前記の活躍度合いで決まる順位で、順位戦1年が終わった段階で、同じ勝ち数であれば順位の上の人がまず昇級資格があります。
古賀四段は7勝1敗で、杉本以下よりちょっと前を走っていますが、まだ2対局残っていて、かつ順位が52位なので、昇級に至っていません。
仮に古賀四段が次の対局に負ければ7勝2敗になり、2敗勢は現時点で6名いて、52番だと2敗勢の一番下まで落ちてしまいます。
誰が昇給するか、私には贔屓の棋士はいませんが、毎月行われる順位戦の結果には興味があります。
こちらは降級に関する成績リスト。
C級2組は最下位のクラスですが、ここで降級点3つをとるとさらに下のフリークラスというクラスに落ち、順位戦に参加できず受領できる年額もさらに少なくなります。
降級点の数は、リーグ参加者の2割と決まっていて、今年度のC級2組では12人に降級点がつきます。現時点で7人に降級点が新たについています。
1年を通してリーグ戦を戦いますので、病気の人はつらい対局環境です。
降級点ライン以下の中に病気の人が何人かいて、将棋棋士は個人事業主なので、事業主自身が病気になってしまうと、順位がどんどん下がり、年収も下がってしまうという厳しさになります。
将棋をしばらく見続けているので、棋士の年齢、顔写真、対局姿勢などはソコソコ分かっており、「落ちるのならこの人でしょう、、、」と安易に考えてしまいますが、その人の後ろには家族なり生活があるわけで、因業な性格だなと、自分が嫌になることもあります。
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