タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

太陽望遠鏡の取付

 次回日本帰国でタイに持ち帰る鏡筒が決まったので、その後の検討をあれこれ。


 このΦ120㎜、L600㎜鏡筒は、もともと赤い散光星雲を見るための望遠鏡として想定していたものでした。
 ただし8月に持ち帰ってもパタヤは雨季で星空はあまり期待できないので、当面の間、太陽望遠鏡として使用するつもりです。
 Φ120本体も太陽望遠鏡化しますが、これに現在使用中の太陽望遠鏡を同架して同時2台による太陽観察をしたいと考えています。同じ太陽を見るにしても倍率が異なるので違う観点での観察が可能になります。

 Φ120に取り付けるものは、太陽観察用ファインダーと現有の太陽望遠鏡。


 太陽は通常のファインダーで直視すると「目を焼いて」しまうので、専用のファインダーが必要です。ピンホールカメラのような軽量の専用ファインダーがありこれを取付けるつもりです。これは軽量なので両面テープで鏡筒に貼り付ければイイかな、、、と。


 太陽望遠虚の取付箇所は3カ所あって、図中の①~③。
① ファインダーを取り除いて太陽望遠鏡を取付ける案
 一番いいのは現況のファインダーを取り除いた穴に太陽望遠鏡がそのまま入ればいいのですが、その可能性は残しつつ、今時点では現況ファインダーを台座から取り除いて、別途ファインダーリングを付けてこれで太陽望遠鏡を支持する形式を考えています。


② 鏡筒バンド上部にアリガタを設置して、アリミゾ台座を介して取付ける案
 左下にイメージ写真を載せました。
 実は、Φ120の接眼部に太陽観察用接眼鏡や天体カメラを取付けると、望遠鏡全体の重心が後ろ側に偏ることが想定されます。
 仮に上記①案を採用すると、望遠鏡重心はさらに後ろ側にズレるので全体の安定性が脅かされます。
 本案のように鏡筒バンドを跨ぐような形で取り付ければ、鏡筒の前後バランスを悪化させることはありません。


③ 鏡筒取付けアリガタから直角方向に張り出して取り付ける案
 鏡筒は上図③の位置で「黒いアリガタ」で望遠鏡架台に取り付く形式です。
 上図写真だとアリガタの中央部で取り付いていますが、前述のように重心が後ろにズレると、バランスを取るために取り付け位置を後方にずらします。このようにすると黒いアリガタの前側に余裕がでるわけですが、ここにアリミゾ台座を噛ませ、この台座にアリガタを望遠鏡直角方向に張り出す形で付け、これに太陽望遠鏡を載せるというもの。


 本案が実は最初に考えた案でした。
 ①案にしろ②案にしろ、望遠鏡の上にさらに望遠鏡を載せるという形式なので、トップヘビーな形となって全体としてバランスが悪くなります。
 本案だと望遠鏡の架台取付位置付近に太陽望遠鏡の取り付けるので、安定感は損ないません。


 検討する望遠鏡として新規購入のΦ120をベースにして考えますが、実際には現有Φ102やΦ72にも同様の手法で取り付ける予定です。
 
 現時点での検討はここまでですが、取付用の小物は帰国直前でも入手可能なので、まだしばらく悩むつもりです。