タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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天体カメラの冷却

 天体カメラの場合、星雲とか銀河など露出時間をかける場合には冷却カメラを使います。


 通常、長時間露光する場合、天体を自動追尾しますが、COMSセンサーの固有のところに現れるノイズはセンサーの位置で動かないため、結果としてミミズのようなノイズの軌跡が写真上に現れます。
 これを防ぐため、天体カメラをペルチェ素子でマイナス10度など設定して冷却します。


 では太陽の場合はどうなるか。
 昼間撮影しますので、パタヤだと気温で30度以上、カメラは40度以上に熱くなっています。


 太陽の場合も追尾撮影しますが、トータル1分とかの短い時間で撮影が終了し、かつ1枚当たりの露光時間は数百分の1秒という時間であること、太陽は地球大気の揺らぎがありその中にノイズが埋もれてしまうことあってか、カメラを冷却するという発想はあまりありません。


 ではそれでいいのか?というお話。
 上記で述べたノイズはダークノイズという一種の初期欠陥なのですが、既報のように写真に黒いシミのように現れる場合もあり、現像段階で消去する必要があります、、、如何にも太陽黒点のように見えてしまうため。


 また天体カメラにより配線が熱をもってその付近が全体的に白くなる(アンプグロー)などの現象もあり、冷やして悪いことはなさそう、いくらかでも良い方向に来そうだな、、、と思う次第。


 太陽用の天体カメラは月面や太陽にも転用されるので、太陽で問題とならないものが、付きで問題なる可能性もあり、、、と。


 表記はスマホ用の冷却ファン。


 どういった問題があって、こういうものが売られているのか、そのシチュエーションが私にはわかりませんが、これって使えるかな?と夢想中。