タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

今朝の天体観察

 午後11時半の夜空チェックで曇り。
 午前3時で星が見えたので望遠鏡の準備。
 午前4時半まで望遠鏡の操作。その後後始末に1時間ほど。


 のち1時間ほど寝ましたが寝不足は否めず、朝のゴルフ練習はパス。

 昼間のうちにファインダーの芯合わせを済ませています。
 その後、天体カメラ(赤い丸缶と六角形のオレンジ)を二つ付けたフィリップミラー装置を付け、その際に天体カメラのピントを合わせなかったのが敗因で30分以上時間をロス。


 フィリップミラーを通すことにより光路長が長くなるので、接眼鏡での眼視とはピント位置がことなります。基本的なことなのですけどね、、、望遠鏡を天体に向けても画面に全く星の姿見えません。焦点が合っていないので当たり前。
 セッティングを一からやり直し。PATTAYAサインでピントを概略合わせ10㎞先のラン島の街灯で合わす、、、結局全部準備ができたのは作業開始45分後。
 手順前後がいろいろと。

 南天に浮かぶ「みなみのうお座」の一等星フォーマルハウトと土星を何度か行ったり来たりして望遠鏡の挙動を確認。
 望遠鏡制御コンピュータが保持している星図情報で天体を導入するプレートソルビングを使っても、ほぼ薄曇り状態なので近くまで望遠鏡が向いてもなかなかドンピシャと導入できません。星の光を強くするために露出等数種類のパラメータを動かしてやっとこさこんな感じです。 


 何となく横長に見えますかね?
 露出オーバーの土星です。
 土星で最終的にピント合わせをし、これからがやっと本番です。

 付けているカメラが低倍率広視野の星雲用カメラなので、土星はこの程度が限界です。


 今考えれば、最初の写真オレンジ色六角形のカメラは銀河撮影用なのですが、5分時間をかけて惑星用カメラに入れ替えればもうちょっと拡大された土星が写せたのですが。

 実は銀河を撮影するために組んだ機材構成でしたが、手近に適当な銀河が見当たらなかったので、やむなく惑星状星雲をみることに。


 目標はNGC7293 みずがめ座のらせん状星雲。約700光年先の惑星状星雲です。
 ちなみにこれは望遠鏡制御アプリが覚え込んでいる写真ですので、、、

 らせん状星雲を撮影し始めたのが午前4時過ぎで撮影終了が4時半過ぎ。
 薄っすら写っています。星は流れているし写真としては最低レベルですね、、、


 最大のミスは銀河から惑星状星雲に対象を変えた時にフィルターを交換しなかった点。
 惑星状星雲は中心にある白色矮星からの紫外線を受けて周りに放出されたガスがバルマー系列の光を発して見えるものなので、それに応じたフィルターに交換するべきでした。


 パタヤでも写るだろと軽く考えましたが、光害地パタヤだと光害をカットしてHαなどだけを通すフィルターを掛けないと写りませんね、、、という基本的なことが確認できました。