朝の実験 ④ 赤道儀単体での電力消費
ZWO社AM5赤道儀を作動させるアプリは2つあって、最近使っているのは「ASIAIR」というアプリで、望遠鏡制御ミニコンピュータを介して赤道儀/天体カメラを動かすアプリです。
最初短期間使ったアプリとして、「ASI Mount」があり、これはAM5赤道儀のみを動作させるアプリとなっています。
今までの実験では、AISAIRを介して赤道儀と冷却カメラを動かすためにどれだけ電力が消費するのかという観点で進めてきましたが、赤道儀のみを動かす場合の電力消費を確認するため、今朝はASI Mountアプリを使って赤道儀稼働~時間経過での電力消費をグラフに描いてみました。
青空に向けてベテルギウスを自動追尾、時間がたつと地平線以下に鏡筒が向いてしまうので、目標天体をシリウスに変えて引き続き追尾。
グラフの一番上の線が今回付け加わったデータによるもの
これを見ると、追尾しているだけでは顕著な電力消費ではなさそうです。
赤道儀のみで300分(5時間)、これで電源残量75%。これをみると倍の10時間でも残量は相当程度あるということが読み取れます。
星を見ていれば、最低30分に一度くらいは見る対象を変えるので、大きく望遠鏡を動かす必要があり、このときは電力消費量が増加するのでしょうが、この作業は10秒程度の短時間なので現時点でこの影響を考慮しなくてもいいと思います。
午後7時から始めて午前5時までで10時間ですので、残りは冷却カメラの電源使用状況ですね、引き続き試験を続ける予定ます。
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