種々の改善点変更点
① 黄色矢印 ポータブルバッテリ
今の天体望遠鏡はいろいろと電源が必要で、このセットだと望遠鏡の架台である赤道儀には給電が必要。今ついているカメラはPC接続でデータケーブルで給電可能ですが、冷却カメラだと別途の給電が必要。
今まで、居間からのタコ足配線で電源タップコードを長々這わせていました。暗い中ですから足を引っかけないように注意が必要です。
ここ2-3回はポータブルバッテリーで電源を賄っています。
被覆針金で輪を作り、赤道儀の固定クランプに引っかけています。
これで赤道儀の電源差し込み位置近くに置けるので赤道儀が動いても電線が干渉することが少なくなります。
② オレンジ色矢印 ファインダー2種
昨晩は月を見ました。
赤道儀を動かすアプリは二つあり、一つはASIAIR、他はASIMount。
撮影までの統合アプリはASIAIRで今までは主としてASIAIRを使っていましたが、カメラをPlayerOne社のものにしたのでASIAIRが使えず、この時はASIMountを使用。
ASIMountはプレートソルビングによる星導入ができないため、鏡筒をあらかた月の方向に向けた後で、ファインダーでの導入になります。
ちょうど夕方でコンドミニアムの壁際から月が出たばかりで、左側のセレストロン純正のファインダーで視野に導入できませんでした。
そこで急遽、視野の広いレッドドットファインダーを装着。このファインダーは素通しなので視野は広い反面、ターゲットを真ん中に入れても主鏡筒で捉えられるかは??
ファインダーの2本使いで何とか無事に月を導入。これなら木星や土星なら導入できるでしょう。
③ 青色矢印 近赤外での撮影
オレンジ色六角形のカメラ。
太陽撮影にも使用しているモノクロカメラです。
二通りの使用があって、
① IRUVカットフィルタを装着して普通の天体カメラとして使用する
② IRパスフィルタ(可視光カット)を装着して近赤外域カメラとして使用する
太陽の場合は①で使い、今回月の撮影では②で撮影しました。
霧や靄の場合に赤外線カメラで見ると透けて見えるといいます。大気中に湿気の多い場合、可視光だと散乱の影響を受けますが、近赤外域は波長が長く揺らぎの影響を受けにくいと信じて、当面の月撮影はこの仕様で撮影したいと思います。
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