仏陀の生まれ変わり 国家仏教局が監視
8歳の男児が仏陀の生まれ変わりだとして祭り上げられています。
服装も髪形も一般の少年の姿ではなく、親がそのように教育したのでしょう。
タイには政府機関として「仏教局」があります。
日本にも戦前には国家神道系の部署があったのでしょうけども。
仏教局の役目を各種報道で見ていくと、一つには仏僧の監視です。
仏僧は「人でない」ために納税の義務等国民の義務が免除されます。
逆に言えば結婚は許可されず、自動車運転等国家資格国家資格取得ができずかつ現世での資格も抹消されます。
飲酒や女性との交際は厳禁で、檀家等からの苦情申し立てがあると還俗させられます。
仏僧は自分一人では生きていけないので、必ずどこかの寺院に属する必要があり、その寺院を維持する檀家等が好ましくない人物と見なせば仏僧の地位をはく奪されてしまいます。
仏教では釈迦入滅後56億7千万年後の未来に弥勒菩薩が出現するとしていますが、現実、そんなことは誰も信じていないわけです。
ただしそういった説に従って、我こそは仏陀の生まれ変わりであると称する輩が出現するわけで、今回の場合は親がそう仕向けているのだと思います。
記事にあるように少年の元には、少年から加持祈祷を受け法話を聴聞したいという人々が集まってきているようで、世を惑わす一団だと見なしているようです。
日本だと、基本、どんな「信仰」も許容されますし、それが一定の勢力を有して、社会を破壊していったとしても、犯罪行為が行わなければ警察等国家権力が介入することはありません。
タイでは違うようです。
私自身、世を惑わす輩はどんどん取り締まるべきと思っています、、、ただし思想信仰の自由とのせめぎあいは感じますけどね。
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