タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

三脚の水平出し

 望遠鏡を水平に設置することは、天体の導入精度を上げ赤道儀で追尾させる場合の精度向上にも重要なファクターなので結構気を使います。


 いつも天体観望してるベランダであれば、水平出しした三脚をいつも同じ位置に設置すれば、おおむね水平になっている、、、という運用にしていますが、野外に出ると一から水平出しの作業になります。
 ∵ベランダは排水勾配があり水平ではありません


 駐車場等の強固でおおむねレベルの地面であれば問題は少ないですが、不整地だと三脚自体がこれ以上地面にめり込まないようにしつつ、三脚の足の長さを調整して三脚自体の水平を確保することは難しい作業になります。


 私自身が三脚をレベルに据える時に困難に感じる点は2点あり、
① 三脚付属の水平器は見にくく、別の水平器で確認するとあっていないこともある。
② 三脚伸縮による調整は理屈的には2本を調整すれば合うはずだか実際には何度か微調整を繰返さなければならない。

 これは最初に購入した経緯台付属の三脚。
 天端に泡の位置で合わせる水平器が付いていますが、ほとんど使用していません。
 偏に水平出しの精度があってないと感じるからです。


 また中央に3/8インチの取付ボルトが飛び出していて、天端に平らな面はありません。

 ということで別途水平器を用意して水平出しします。
 今の状態で奥の2本は高さ的に合っているように見え、次に水平器を90度回転させて手前側の脚の足の長さを調整して水平になるようにしますが、再度写真の位置で水平を確認すると微妙に水平がズレているので奥側の脚長を調整し、また90度回転して、、、と水平ずれを収束させていく作業が必要になります。


 今はベランダの硬い床の上で調整していますが、これが荒れ地だと脚自体の沈み込みもあり、脚長を調整しつつ脚がしっかりと地面に沈みこまないようになっているかなどを確認しないとダメなので気も使いますし面倒な作業です。

 付属の延長筒を付けたところ。
 これを付けると天端に平らな面が出来ます。
 赤道儀はこの平らな面に載るので、この面を水平に合わせればよくなります。

 私自身が水平を確認する方法としてこれならいいかなと思っている案。
 タブレットの水平器機能で中心のズレで三脚自体の傾きを把握します。
 不整地での沈み込みは別として、これを使い始めてから1脚もしくは2脚を合わせればそれで水平が確保できるようになりました。


 今回の一時帰国で購入した「三脚レベリングベースカメラレベラー」
 傾斜15°まで調整でき、パノラマ雲台になっているので、水平を出した後で回転させれば望遠鏡の極軸合わせもできます。
 天端部分は球座の上に載っていて、レバー一つで固定可動が出来ます。

 これにも泡水準器がついていますが、これ単独で水平を出そうとしてもむずかしいというか、私には無理でした。
 ある位置で泡を中心に合わせても、パノラマ雲台で水平に回転させると泡はズレ別途水準器で見てもズレてしまうことが確認できただけ、、、


 ただしいろいろ触っていると、中心の3/8インチボルトが外せるようです。
 1/4インチとリバーシブルになっています。
 この中心ボルトを除けば天端に平らな面が確保できます。

 ということでiPad水平器。
 この前段階で、水平度合いはある程度無視して三脚をしっかりと地面に固定させ、その後この状態で水平を確認して下の球座レバーを固定すれば、赤道儀が載る面を水平に出来ます 
https://pbs.twimg.com/media/GF-VC8obAAAeYbO?format=jpg&name=small