行動経済学の本に必ず載っている事例として、アメリカ中西部で、秋の収穫の時期に行われるお祭りで、牛の体重を当てる投票の事例があります。

　牛の体重を見ただけで当てられる人は、それなりのプロなのでしょうが、この場合、周辺から集まった一般の人が、紙に体重予想を書いて投票箱に入れていきます。

　大多数が山カンで数字を記入していると思われますが、投票されたすべての数値を統計処理すると、平均値は実際の牛の体重にごく近い値を示す､､､そうです。

　最近、見つけたサイトで、ゲームに勝つ人を各々が投票するサイトがありました。
第91期棋聖戦の勝敗予想 - 投票／アンケート - 人気ブログランキング

　今日、将棋では順位戦というものがあり、藤井七段の30連勝を阻止した佐々木七段とが対局します。

　いま藤井七段は、棋聖戦と王位戦二つでタイトル挑戦が決まっています。

　振り返って、1年前、第90期棋聖戦は当時の豊島棋聖と渡辺二冠が対局していて、その対局直前までの勝敗予想では、下記のようになっていました。

　実際の結果では渡辺二冠の3勝1敗、勝敗予想の通りになりました。

　また、1年前の第60期王位戦は、当時の豊島王位と木村九段が対局していて、その対局直前までの勝敗予想では、下記のようになっていました。

　実際の結果では木村九段の4勝3敗、これまた勝敗予想の通りとなっています。

　素人の願望、当て推量程度のものでも、集まればそれなりの信頼性が出てくる､､､という証左ではあります。
　
　付けたしで、今回の予想は次のようになっています。結果はどうなるでしょう？