タイ国内旅行 25 パヤオ孔雀の旅 ㉓
行程では一番最後になりましたが、前回チェンマイの旅で、チェンマイ市内の「ขัวเหล็ก(クウアレック)」あるいは「สะพานเหล็ก(サパーンレック)」ともに、「鉄の橋」を意味する名前で呼ばれている橋を再訪しまして、前回の疑問点を解決しました。
見た目、鋼トラスなのですが、なんか構造が変、という橋。
前回の復習も含め、疑問解決しましたので、まずはその報告。
前回来た時、橋は橋上でファッションショーを行うということで、交通止め。ショーの準備中に鋼構造の確認をしました。
見た目、鋼トラス橋です。
解せないのが、この取り合いで、トラスの鉛直材と斜材下部が、エンドプレートで床版にボルトで止められています。しかも溶接は非常に頼りない。
同様に、上弦材が桁端で路面近くまで下りてきたところ。カバープレート形式で補強され、端部は突合せで股が開いた形となって、これも床版とボルト付け。
さて、これからが解決編です。
今回は前回とは対岸方向から高水敷に降りて、橋の側面を撮影しています。
本橋はトラス部分の外側に歩道が付け足され、見えている側面は歩道下のコンクリート桁側面です。
支間長は概略20mですが、コンクリートの打ち肌をみると、プレキャストホロー桁を並べた形になっています。支間的にはちょっと長めですが、1車線しか載せていませんので、十分可能な形式だと思います、、、
結局、鋼トラス部材は隣接橋梁の面影を残すため、PCスラブに載せただけのように思えます。もちろん、後死荷重と活荷重程度は鋼トラスも負担しますけど。
タイの橋梁エンジニアもなかなかやるなと思いました。
孔雀を見る旅、、、これでおしまい
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