タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行 27 北部低地 ⑥

地獄寺 Wat Tretklang

なんか大きな誤解があったようで、上記の図柄は「地獄絵図」といえばそうですが、他の地獄寺ではあまり見かけないものではあります。

これなんかも、地獄絵図、、、と既往の資料から見ていたのですが、女性が寝相悪く寝ている姿のようです。

乳房も露わというか、口からよだれが出ています

これは地獄っぽいのですが、陰惨さが足りないというか、、、。右は閻魔様かと思っていましたが、閻魔は裁くだけで拷問を指示している絵柄って、無いんですよね。

上の拷問の後ろの方に並んでいる像。
 男女二人ならんでおり、地獄絵のお決まりとしてはピー(幽霊)のはずですが、見た目、普通の人間のように見えます。ピーは死人なので腐りかかった体のはずです。

 木の上のいたずら爺風(チューチョック)がいて、犬が木の下にいて、手前に弓を構えている人物がいる。
 ベッサンダラ本生譚(タイ語だとพระเวสสันดร)のワンシーンだそうです。←その筋の専門家にお聞きしました。

 ただし、ベッサンダラ本生譚までは教えてもらいましたが、なぜこの地獄寺と言われる寺に像が作られたのか、その意味付けはいまだ不明です。

 原理主義的にみると、戒律が定まったのは仏教設立当初。そのころになかったものは戒律で想定していない「悪」。見た目、坊主らしくなくとも、OKです、、、例えばスマホを仏殿で見るなどは破戒になりません。


 タバコも7世紀の南米大陸起源らしく、戒律が成立した以降のものなので、好ましくはないが、戒律には書かれていないということかもしれません。

涅槃仏。薄目を開けて黒目が見えますから、入寂前の姿ですね。

釈迦が、今、死のうとしているの見て、悲しんでいる弟子?
修行が足りないようですね。死は超越(超克)されるべきものではないかと、、、

 上記涅槃仏に向かい合って、もう一体の涅槃仏。
 タイだと、こういう感じで、高僧のミイラが安置されている場合がある、とのこと。
 これは単なる仏像ですけどね。