短焦点屈折望遠鏡で見える範囲
このところ、天体写真機材のアップグレードを検討中で、口径60-80㎜の短焦点屈折望遠
鏡を購入する方向で考えていました。
これだと、直焦点で400㎜F5.6、レデューサをつけると280㎜F3.9という明るい望遠鏡に
変身するというもの。
実のところ、上記を購入するとして、焦点距離280㎜とか400㎜と言っても、実際の画角
的どのくらいの範囲が見えるのか、不明なままの検討でした。
当面、天体写真をやるにして、最初はオリオン大星雲(M42)、すばる(M45)、アンド
ロメダ大星雲(M31)くらいがパッと思いつく撮影対象です。ネットで溢れている作例を
みても、いろいろな焦点距離で撮影されていて、どの程度の焦点距離がベストなのか、よく
わかりませんでした。
偶然見かけたネット記事でダウンロードしたアプリ、Vixen Nebula Book。
レンズの焦点距離とCMOSのサイズで星空のどの範囲が見えるか示してくれるAppです。
これは焦点距離400㎜、フルサイズセンサーの画角で見た時のオリオン大星雲。大きな星
雲というイメージがありますが、画角中央に納まっています。周辺は収差等で星像がゆがん
だりしていますので、トリミングすればちょうどよいサイズとも言えます。
これも同様に焦点距離400㎜、フルサイズセンサーの画角で見た時のすばる(プレアデス星
団)です。
同様にアンドロメダ大星雲も400㎜/フルサイズセンサーでちょうどよいようです。
400㎜/フルサイズセンサーというと、じつは鳥用カメラ/レンズがまさにその組み合わせ、手持ちのSony α1とSEL100-400㎜GMレンズを組み合わせると、冒頭の短焦点屈折望遠鏡と
同じ規格。一般用レンズなので周辺はボケてしまいますが、上記結果から見れば、星雲/星
団には使わない範囲なので、気になればトリミングしてしまえばいいだけ。α1であれば画素数も多く、微細な構造も写し出せそうではあります。
今まで、星空写真ということで、新しく入手した24㎜F1.4の広角レンズで撮影していましたが、路線を切り替えて望遠レンズでも撮ってみることにします。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。