ポタ赤の改良
学生の頃、10㎝反射、15㎝反射を手作りしたこともあり、小さい部品を買い集めていろいろ組合せることが大好きです。社会人ではエンジニアとして過ごしましたが、その原点もこういったヘキがあるからかもしれません。
手持ちの自由雲台で広角レンズを取り付けたところ。
荷重が小さいのでしっかり固定できます。
でも縦横の組合せでしかカメラを動かすことが出来ず、画角を調整するのが大変です。
400㎜ズームレンズを付けたところ。
ポタ赤の耐荷力的には許容範囲内ではあります。
自由雲台の各所に細い小さな部材があり、しっかりと取り付けることができません。
固定したつもりでも、バランスが崩れるとガタッとずれることもたびたび。
フォーチュンタウンのジャンク屋で見つけたカメラ備品小物。
右の球座が付いた自由雲台が探し求めていたもの。
カメラとの取合はアルカスイス互換のシューが付いており、最新系。
値段は日本の1/2~1/3程度。ただし品揃え僅少。
真ん中の棒は、最初見た時、用途が全くわかりませんでした。
店店を見て歩くと、三脚の上に付け、スマホ/タブレットを鉛直に取付けるものと判明。
手前側にネジが付いて伸びる形になり、大きなタブレットも挟み込めます。
これに興味を持ったのは、
① 写真奥側に1/4インチのカメラ用ネジ穴が切ってあること。
② 部品の背側(隠れている側)にも1/4ネジ穴があり、ポタ赤の極軸に取り付けられること
とりあえず組みましたが、何としても不安定。
ちょっとカメラに触れると3秒ほど振動が止まりません。
① アームとポタ赤回転軸の取付部がぐらつく
② アームがプラスチック製で剛性が不足
③ アームと雲台を1/4雄雄ネジで接続しているのでここも弱点
④ 自由雲台が高く、ポタ赤回転軸に負担を掛けている
ただし、この形だとカメラとポタ赤の干渉がないので、自由に構図が取れます。
チョット値は張りますが、ジャンク屋にあった鋼製アームと交換し、別途、日本で低座のパノラマ雲台を入手しているので、これと組合せれば、ちょっとましになるかな、、、
また、この形式に興味を持ったのは、アームは下側に伸ばせることです。
その先にカウンターウェイトを付ければ、回転バランスが向上します。
いずれにしても、今後の課題ではあります。
現時点での本案。
ポタ赤本体は北極星の方に向き、カメラは南天に向けた構図。
北の方位を出すポーラメータがカメラと干渉します。
でも、セッティングの後に取り外せば、南天低高度の対象も撮影できそうです。
写真ではカメラ本体に接続していますが、
ひとつ前の写真のようにレンズ下部にも取付穴があり、
そうするとよりバランスが取れた形にはなります。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。