8bitか、16bitか
以下、電子工学にほぼ素人状態の私が抱く素朴な疑問なので誤りが多数あると思います。
太陽を撮影する場合、モノクロの天体用カメラで撮影し保存します。
その際、画像を保存する形式として8bitか16bitを選択します。
素人勘定としては、8よりも16の方が細かく、、、精緻な画像を記憶させることができるのでは?と思うわけです。
太陽だと1セット1000枚程度の写真を一気に撮って写真を作り上げていくことから、ファイルは動画として記憶させますが、この際も8bitの場合はaviという拡張子、16bitはserという拡張子のついた動画形式で記憶させます。
何の調子か変なところを触って16bitのserで記憶させるべきところ8bitのaviで撮影成果が保存されていると、「もう一回やり直し!」と思ってしまうわけです。
8bitには8bitの良さというか、当たり前のことなのですが、記憶容量が半分になり、読み込み時間も約半分になるので撮影が短時間で済みます、、、ただしその代償が、「写りの悪さ」なのだろうと思っていました。
今回同じ条件で連続して16bitと8bitを撮影したのが下記となります。
16bitの例。
1000枚から良像50%選択して合成させたもの、色調は自動補正
8bitの例。
1000枚から良像50%選択して合成させたもの、色調は自動補正、、、同じ条件。
色はソフトが判断して付けているので色違いはデータの細かさには関係ありません。
ブログに落とし込むために画像を圧縮しているのでここでの比較は無理があると思いますが、元データで詳細に確認したところ、ほとんど、差が認められません。
というか細かいところでは結構違うのですが、多分、大気の乱れの条件の方が大きく、bitの違いを飲み込んでしまう、、、という感じなのかもしれません。
これはRegistax6というソフトを使って、データの中に埋もれている「真値」を引きずり出した画像。
結局、どちらがどっちという判断が付かなかったので16bitの方を上に載せましたが、変わらないですね。
本来は変わるはずですが、「目に見えて」変わらなかったのは、撮影機材が精度に敏感なものでなかったということなのかと思われます、、、すなわち、現有機材であれば、8bitも16bitも変わらない、、、といえると思います。
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