一応Φ203㎜を組んでみた
最初にΦ120㎜焦点距離600㎜の屈折望遠用を組みましたが、載荷重公称5㎏までの経緯台に載せて十分バランスが取れました。
しかしこれはだめでした。経緯台の腕がボキッと折れそうでした。
Φ203、正式名称Celestron EdgeHD800。
800は口径8インチという意味のようです。
カタログ上では重量6.4㎏。
実際にはこれに天体カメラ、ガイドテレスコープ類等が乗っかってきます。
ウェイト無しで13㎏まで載せられるAM5赤道儀。
このΦ203を載せるために購入した赤道儀ですから、問題なく乗りました。
現時点で所有しているのは「ビジュアルセット」というもの。
この望遠鏡本来の焦点距離であるL=2032㎜で天体を観察する目的のセットです。
代表的なものだと惑星観察になります。惑星は小さいが明るい天体なので、焦点距離をできるだけ長くして像を拡大して見ます。同様なものとして惑星状星雲があります。
惑星状星雲は水素雲がHα輝線を発して光り輝いているもので、特殊フィルタを用いると光害地パタヤでも比較的見やすいものといわれています。
当面はこの望遠鏡で惑星状星雲を電視観望できるように機材を組みたてていきます。
ファインダが標準装備されていますが、本品にファインダーを付けるかどうか未定。
プレートソルビング技術を用いると、望遠鏡システムが覚え込んでいる星座に望遠鏡を向けることが可能なので、ファインダーを覗いて星を探すという段取りが無くなるためです。
ただしファインダ取付用シューは2個程度取り付ける予定で、これで種々の備品を鏡筒に取り付けます。
上右写真、鏡筒下に小さな鏡筒が付いています。赤道儀追尾精度を確保するオートガイダー用の鏡筒/カメラです。一部はこんな形で本体にぶら下げる予定です。
また今回の帰国で右下のような専用収納バッグを購入済み。
ファインダとかオートガイダーのように出っ張ったものがあるとこのバックに入らなくなります。精度を確保しつつ簡単に取付け取外しができるようにしなければなりません。
この辺りが最大の課題になります。
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なお今回は、0.8倍レデューサ、鏡筒対物フード、電動フォーカサーなどは未購入。
うち特に0.8倍レデューサは焦点距離を1400㎜相当に短くし、星々を明るくできます。
この鏡筒では近赤外を使った銀河観察もする予定ですが、レデューサ使用前提なので銀河は次回日本帰国以降になります。
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