カメラ入れ替え
前夜、ほ座の惑星状星雲C74を撮影したもの。
カメラのセンサーが大きなサイズであるため、広視野にはなっているものの拡大率が小さく、惑星状星雲の画像としてはインパクトなし。
ということで、カメラをASI533MCPからASI662MCに変更。
センサーサイズが11.3×11.3から4.8×3.6に変わるため、カメラ変更だけで2倍以上拡大されます。
前夜までの構成で20㎜と15㎜の延長筒にASI533MCPを付けています。
ASI533MCPのバックフォーカスは17.5㎜なので、トータル52.5㎜を維持できるようにカメラを変更する予定。
取り付ける予定のASI622MCの構造図は上記。バックフォーカスは12.5㎜
結果だけ言うと、25㎜と15㎜の延長筒を連結して40㎜の間隔を確保して繋げた、、、というだけのことですが、ここに至るまで1時間余。
今後の反省点というか展望を踏まえると、Φ42㎜の延長筒をもう少し買い増ししないとだめですね。繋ぎ合わせのバリエーションを増やさないと対応できなくなりそうです。
今回は上図のように繋げたわけですが、微妙に噛み合っていないところがあり、その誤差はピント調整で合わすことになります。
カメラを替えるメリットとして拡大率がアップするという以外に、1枚当たりのデータ量を減らせるという点があります。
冒頭の写真を見ると、小さな惑星状星雲があって、その周りの無駄な背景が写り込んでいます。従来のASI533だと約9百万画素ですが、入れ替えたASI662では約2百万画素になり画角を絞ることができます。
データ量が1/4.5になることにより、メモリの使用量が抑えられかつ、伝送枚数も向上して
撮影効率が上がることに期待しています。
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