旧Nikkorレンズ+ヴィルトオーゾ経緯台
2022年9月帰国の際に、秋葉原の中古カメラ屋等でNikkorレンズ旧盤を3本購入。
現在のレンズ交換型カメラはSONYα1のみなので、なぜNikkor?
いくつかの理由があって、
・天体用カメラに取り付けるにはある程度のバックフォーカスが必要でSONYのミラーレス用レンズは不適合。
・NIKONとCANNONのレンズ用アダプターが市販されていてどちらかを選ぶ必要がある
・50年前にNIKON F2用のレンズとして購入した135㎜F2.8レンズが手元にある
ということで、24㎜、50㎜、105㎜でいずれもAI Nikkorを購入、昔懐かしい「爪」があるレンズです。
Nikkorレンズにアダプターで天体カメラNeptune CⅡを接続。
フィルタはOptrolong L-extremeという赤い星雲向きのものを取付けました
これにカメラ用Lアングル+アルカスイスプレート+パノラマ雲台+Vixenアリガタ
コードを入れるとこれだけで9つの機材を組合わせています。
すべて別々のメーカーから別々の時期に購入しています。
天体機材ってなんでこんなに組合わせないとダメなのか、、、
だからいいんだというマニアックなファンがいて、面倒くさいと敬遠する予備軍多数。
昨シーズンも合焦するか確認はしていますが、改めてパタヤヒルのサインボードで確認
昨晩も午後11時からニワトリ(=庭撮、自宅の庭で写真撮影)
Φ120で季節柄クリスマスツリー星団、いっかくじゅう座のNGC2264の長時間露光中。
その横に昨年使用していたヴィルトオーゾ経緯台を設置し、50㎜F1.4 Nikkorレンズを付けて、オリオン座周辺、いっかくじゅう座周辺を撮影中。
4月以来の経緯台の稼動で、使用方法をほぼ忘れた状態、動き出すまでに約1時間
焦点距離50㎜の望遠鏡と同等なので画角は広いはずですが、手間を惜しんでファインダーを付けなかったため、導入準備に木星を手動導入するにも一苦労。
左は撮影したまま、右はダーク減算処理をしたもの。
今年4月にタイ東部チャンタブリのカンボジア国境付近までの遠征時ではダーク減算していなかったため、画面には赤緑青のノイズが大量発生していて左もノイズまみれ。
右はキャップを閉じて電気ノイズのみが写るようにした状態で撮影した画像を、撮影画像から減算除去したもの、ちょっとシャープに仕上げ過ぎたので三ツ星周りの赤い星雲が消えてしまいました
三ツ星の一番左の回りの斜め左上に燃える木星雲、下に馬頭星雲が見えています
画面が随分と白っぽいですが、地上の光を拾っているようで、今日これから延長フードを自作するつもりです。
オリオン座の回りにはバーナードループと呼ばれる赤い帯が巡っており、これをぜひ撮影してみたいものと思っています。





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