タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイに仏陀の骨が来る

 タイ政府が結構真剣にインドから仏陀の骨を借りて国民に拝観の機会を提供しようとしているようで、あまり茶化すのも不敬の至りではありますが、、、

 2/24から3/3までバンコクの王宮広場近くにあるバンコク国立博物館で、インドから到来する仏陀および関連する聖人の骨が公開されるそうです。


 政府、バンコク都の大々的な後援のもと行われるようで、期間中に無料バス、無料チャオプラヤ舟運等が用意されるようです。


 仏僧、タイ人/外国人いずれにも開放されるそうですが、2か所の検問所があるようで、何が審査されるか不明ですが、不審人物や危険物は排除されるようです。


 上掲の資料の上方に、ガラスで覆われた入れ物が3つあり、多分、真ん中が仏陀の骨、両脇が仏陀に類する聖人の骨と言われるものが収納されているようです。


 日本にもかつて、、、聖武天皇の頃に仏陀の骨が到来したという記録があるようですが、実際は宝石だったようですし、冷静に考えて仏陀の骨が今まで伝わっているハズなどないわけです。
 仏陀なる人が仮にいたとして、その弟子たちが信仰集団を作り、宗教なるものが出来たわけですが、少なくとも最初期は人家から離れて修行なり瞑想をする少人数の集団であり、墓を作るなどの風習はなかったようです、、、現に今、インドでは川辺で遺体を焼いたり、川に流したりするわけですから。


 仏典の多くは何百年もたった後に宗教集団内で仏陀ならこう言っただろうと作成したものですし、信仰を集めるためには仏像があった方が信者を集めるためにはよろしいので仏像が出来、その過程で仏陀の骨というものも作られ、ある時は宝石ある時はそれっぽい骨をきれいな容器に入れて祀られたわけです。


 私自身、タイで何度か仏陀の骨というものを見たことありますが、人骨かな?、、、よくわからないものでした。


 もちろん、仏陀の骨なるものを拝観して、幸福感を得られる人がいるのなら、それはそれで喜ばしいことなのですけれども。