タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

ゾウが道路横断

 40頭ほどのゾウが道を横断したとのこと。
 場所はチャチュンサオ県、パタヤのあるチョンブリ県の隣、パタヤから100㎞のところです。 


 タイでニュースになるくらいですから、珍しい光景なのでしょう、、、。


 以前、チャチュンサオ県の地獄寺に行った際、「森のゾウ」で紹介したちょうどその辺りです。

 冒頭の写真を見ると、警察車両が2-3台停車していて、ラバーコーンを並べています。いくらなんでも準備がいいな、と思います。


 想像するに、ゾウたちは道路を横断するのに躊躇していて、路肩辺りで様子をうかがっているところを、通行者が見つけ警察に連絡。
 象が、いつ道路を渡ってもよい様に、道路を締め切って待機している中、満を持して象が道路を横断した、、、という感じなのでしょうか。


 まあ、昼間だから準備万端整えらえるのでしょうが、夜、車と正面衝突したらと思うと、夜なんか運転したくない、と思うばかり。


 実はこのニュースが報道された1日前、同じチャチュンサオ県の同じ郡タキアップで、元村長の64歳男性が象に襲われて亡くなったという記事がありました。
 マンゴ畑に収穫に行った元村長は、むごたらしい姿で発見されたとのこと。頭蓋骨がばらばらだったようです、、、踏みつぶされたんでしょう。


 街に住むタイ人は珍しい光景だとSNS上で珍重される画像なのでしょうが、ゾウと共存しながら住む人たちにとっては、恐怖の風景なのかもしれません。


 タイの歴史をみると、こんな感じで人間とゾウが遭遇するようになったのは、ごく最近の減少のようです。
 1960-70年代の農村人口急増に対応するように、キャッサバなど商業作物を植えるため原野が切り開かれ、ゾウの住む領域がどんどん減少し、現在では島状に原野が残るだけのようです。
 残った原野も写真のように道路で分断され、ゾウとしては昔と同じようにえさ場の間を移動しているだけなのですが、人間から見ればある面興味、ある面恐怖の光景となっているわけです。