給食費不正 ビーフンに魚醤のみ
タイ南部スラタニー県の公立幼稚園の元園長であるソムチャオ シッチチェンは、幼稚園児の昼食費用を自分のポケットに入れるための国家予算を何年にもわたって浪費した罪で、192 年 6 か月の懲役刑を言い渡されました。
写真は実際の状況を映すビデオ動画のようで、私自身は気が付きませんでしたが、事件が発覚した2018年当時、タイでは大騒ぎになったようです。
立件されたのは全部で177件で、1件当たり5年の懲役、これを加算すると385年、そしてなぜか刑期が半減されて、、、それでも192年半。刑法が定める上限の刑期ということで結局懲役50年の判決が下されたとのこと。
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記事を読む限り、数年以上、感覚として10年近く行われてきたようです。
問題は、校長が支出を抑え、不正に自分の利益にしたということもあるにして、食品納入会社、食堂の関係者、幼稚園の保育士、、、絶対に誰かが気が付いていたわけで、それを誰も言葉に発せられなかったのか?ということだと思います。
実際には何年か、このような状況が続き、憤慨した誰かにより内部告発的に動画が撮影され、詠み人知らず的にSNSに流れたから事件が発覚したわけで、政府が「インターネット不正情報防止法」みたいなもので、「フェイクニュース」を取り締まりたくなるのも理解できます。
タイは各階層に王国があり、幼稚園だと園長が王様で、一部でこのような破廉恥罪が常態化されていても、周りの人たちは誰も声を上げられないという状況のようです。
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