昨晩の星見
昨晩は19時半ごろから作業開始、約1時間。
仰角60度以上の天頂部付近にのみ星があり、わし座アルタイル、土星、南のうお座のフォーマルハウトが見え、条件として悪いながらもまずまずやる気が出る夜空。
やぎ座に土星があり、とりあえず導入しましたが、セッティングが星団/星雲用の低倍率設定なので、リングの外郭が楕円状に見えるだけ。
双眼鏡で見ても土星の辺りにしか星が見えないので、プラネタリウムAppが示すM30とM73を何度か行ったり来たりして電視観望。
Appを見ていると近くに「土星状星雲NGC7009」があり、さらに調べると、小さな宝石星雲NGC6818、らせん星雲NGC7293などがあるようで、明晩以降は長焦点の望遠鏡に切替え、これらの惑星状星雲を見たいと思っています。
M30 シャルルメシエが1764年に発見したもの。
M(メシエ番号)は発見年代ごとにまとめられいて、M番号が小さいものが早い時代に見つかったもので、比較的見つけやすいものです。Mは107番まであるので、比較的早くみつけられたもの。
メシエは星雲と記録していますが、実際は球状星団です。
別名、Jellyfish Cluster(クラゲ星団)
球状星団本体から放射状に星の列が見え、これをクラゲの足としたもの、、、
みずがめ座の散開星団M73。これは画角を切り取って拡大したもので、最初、M73を導入した時、どれ?という感じでした。
シャルルメシエが1780年に観察した時は「3-4個の星が星雲状に見える」と記録。
もっとも暗い星で12等級。眼視だと4つの星を見るためには20㎝クラスの望遠鏡が必要のようですが、電視観望なので72㎜の望遠鏡でも10分程度のスタックで浮かび上がります。
海外の解説書では欠番にしているくらい、ネグレクトされた星団です。
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