昨晩の星見
午前1時起床。しばらくベランダ手すりに体を預け、海方向からの冷風に身を任せ、頭がハッキリしたところで電視観望開始。
冬の銀河方向が晴れていたので、、、肉眼ではほぼ星ゼロですが、、、望遠鏡を向けると散開星団がよく見えました。
反省として、今までは「電視観望」といっても、実際に見ているのは携帯パソコンの小さなモニター画面で、しかもその大半は操作画面であり、小さな区画の中で星空画像を見ているだけなこと。実態は明るくなってから記録された画像データを現像してみているので、その場で観望できていないことです。
システム的には別途ディスプレーを用意すれば2画面表示で、ディスプレーいっぱいに広がる星空が見える機構になっているので、明晩以降は機材を整備して臨もうかと思います。
おおいぬ座の散開星団 NGC2362(C64)
電視観望は2回目。星が小さくかたまっていかにも星団という感じがあります。
ほ座のIC2391(C85)散開星団。
別名、Omicron Vel Cl. ほ座のO(オミクロン)星団。
どこが星団だよ、、、という感じですが、双眼鏡くらいの広角視野だと、星の塊にみえるようです。、、、日本から見えない散開星団
ほ座の「ほ」は帆。
18世紀までギリシャ神話に登場するアルゴ船にちなんだアルゴ座という巨大な星座があったものを、らしんばん座、ほ座、とも座、りゅうこつ座に分割したもの。
りゅうこつ座のNGC2561(C96) Southern Beehive Cluster(南のハチの巣星団)
散開星団は比較的短時間露光で姿を現してくれるので、2秒露光を150枚重ね合わせています(総露光5分間)。1回あたりの露光にもうちょっと時間を掛けた方が良かったと反省。
日本から見えない散開星団です。
とも座の散開星団 M93(NGC2447)
M、すなわちメシエナンバーが付いている天体は、18世紀、パリ天文台台長のシャルルメシエが彗星観測の際に紛らわしい天体をリスト化したもの。107までありますが、番号が多くなるほど目立たないものが多くなります。
このM93は見ごたえがある散開星団です。
この中に、とも座、NGC2580、NGC2587、NGC2571、NGC2567という4つの散開星団があります。
望遠鏡を位置決めするときに、1視野に収まる中でなるべく中央の星団を自動導入しています。NGC2580がほぼ中央にありますが、パッと見てどれが星団?という感じ。
NGC2587が右端中央、NGC2571が右上方、NGC2567が左辺にあります。
星団を電視観望するのなら、もうちょっと広視界(=低倍率)にして、星を塊りに見えるくらいにした方がイイのかもしれません。
ほ座の散開星団 NGC2659 中央若干下にあります。
中央がほ座の散開星団、NGC2670 上辺がIC2395
銀河の中にある散開星団としては、周囲に星の数が少ないです。
たぶんこれは1回あたりの露光時間が短いために、周囲の微細な星を浮かび上がらせていないためだと思います。
1回あたりの露光を8秒程度まで伸ばして、星をあぶり出す感じにしなければと、反省。







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