昨晩1勝2敗
昨晩は3時起床で5時まで。
空模様はボロボロ。
ただし、望遠鏡セッティングの課題があったので、ベランダ観望の開始。
昨晩1勝2敗でした。
課題は「白い赤道儀」Star Adventurer赤道儀をASIAIR(制御ミニコン)で操作すること。
このところ赤道儀としては赤いAM5赤道儀を重用しています。
許容載荷重が大きいこととASIAIRと同じZWO社の製品なので連携作業が楽なため。
一方、この白い赤道儀は他社製品なのでできるものできないものがあり、またこの白い鏡筒(鏡筒重量約5kg)は載荷重ギリギリなのでまともに動くのかどうかも不明。
この画面は、天体の周回運動を追尾している赤道儀の動作のズレを感知して、適宜補正していくオートガイダーの画面です。その調整具合を示したのが最下段のグラフです。
グラフでは赤い線と青い線がギザギザと見えます。赤道儀は2軸で動いていて、オートガイダーがズレを感知してずれと逆方向に赤道儀を動かした軌跡がギザギザです。
赤道儀が完璧に星の動きに追従している場合、線は真ん中の0の値を水平に進みます。
前日の晩に赤い赤道儀だと上下幅の限界線±8″の間で動いていましたが、昨晩の白い赤道儀では±4″の範囲、実際にはほぼ±2″で推移しておりこのデータだけ見れば赤道儀の追尾精度としては白の方が良いとなります。
赤道儀本体の精度以外に、赤道儀をどう据え付けたかという条件の方が影響が大きいので、このグラフからだけでは判断できないのですが、白い赤道儀でも「悪くはなさそうだ」ということだけはわかりました。…これが「1勝」
ブログでは「赤いタバコ箱」と表現しているASIAIR、望遠鏡制御ミニコンピュータです
左が1年前に購入したもの、右があとから購入したもの。
望遠鏡1セットに1台必要なので、将来的に2台同時運用した場合を想定して2台所持しています。
昨晩は左の箱を使って望遠鏡を操作しようとしたところ、電源は入るようなのですが「準備ができた」という緑色のランプが灯らず、作業が先に進みません。
同じセッティングで右の箱に入れ替えると無事に作動したので、昨晩の作業としては支障なかったのですが、非常に不安な状態。
今朝、左の箱に電源コードを刺すと無事に緑ランプが灯ったので大きな問題はなさそうですが、昨晩の不具合の原因が現時点で不明、、、これが「1敗目」と
昨晩は「白い赤道儀」が「赤い赤道儀」並みに動くのかどうかを確認するのが目的だったので、作業としては完了。
空模様としては白い雲が見えますが、実際には薄雲が広がっていて、「クリアでない」空なので作業を終了してもよかったのですが、明るくなるまでに屈折鏡筒の得意分野である赤い星雲でも撮影しようかと、、、
赤道儀の追尾精度が非常に良かったので、前の晩は1枚10秒でしたが、昨晩は1枚30秒で10分間撮影。
最初の2枚は「燃える木星雲と馬頭星雲」、3枚目はオリオン大星雲。
でも形として残っているのは上記のスクリーンショット1枚。左下に燃える木があり、右上の方に馬頭星雲があります。
撮影したデータはASIAIR内に保存されるはずでしたが、保存データはゼロ。
原因は現時点で不明なのです。
データ保管の設定があり、その辺の設定を何らかの拍子に触ってしまったか、設定すべきところ設定しなかったか、、、なのかな? これが「2敗目」
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