南のリング星雲(ほ座)
画面中央がカノープス
左端に見える二つの星は、上がほ座のデルタ星。
下がりゅうこつ座のアウィオル、共に2等級。
この辺りの星は日本で見ようとするとちょっと厳しめの星たちです。
機材は原因不明の不調。「症状は星を追尾できていない」
Trakingというボタンがありこれを切るとずれが大きくなるので望遠鏡としては追尾しようとしています。同様にオートガイダーも切るとずれが大きくなりますが、スイッチを入れても星が止まりません。一番の原因は設置精度が悪い(=赤道儀がヘンな方に向いている)ということなのだと思いますが、いつもと同じくらいの「いい加減さ」で赤道儀を据えており、本当のところは不明。
ちなみに星の導入はプレートソルビングで行っていて、こちらの方は雲に邪魔されない限り、視野中心に導入してくれました。
ほ座(帆座)のC74星雲、
英名だとEight-Burst Nebula 和名で南のリング星雲。
「この星雲を見た」という記念写真的なもので出来については、、、
画像の保存方法を間違えました。
追尾精度が悪いので1画面3秒で撮影。
秒数を短くすると通常の撮影より伝送速度の影響を強く受けるようです。
天体カメラで撮った画像をASIAIRにケーブルで送り、それをwifiでiPadに送ってスタック合成しますが、1枚当たりの画像データが大容量なのでwifiでの伝送速度で10秒に一枚程度しか合成できません、、、結果的に時間は掛けていますがスタックできる枚数に制限が掛かります。
惑星撮影だと動画で記録します。動画であれば撮影したものはASIAIR内に順次保管されていくので撮影時間に無駄がないように思われ、次回、仮に撮影時間を短くするのであれば動画で撮影したいと思います。
もともとの画角はこれ。
付けているカメラはASI533MCPで、広がりのある星雲用のカメラです。
昨シーズンでの一番焦点距離が長い鏡筒はΦ102で714㎜でした。
今日はEdgeHD800に0.7倍レデューサを入れて1422㎜にしたもの。この時点で焦点距離は2倍となり拡大率は大きくなるはずですが、カメラのセンササイズが11.3×11.3㎜でこれが大きすぎで倍率を下げてしまいました。
惑星状星雲は見かけ上小さな天体ですが明るい天体でもあるので、望遠鏡側で倍率を上げ、カメラ側でも小さなセンサのものを使って、さらに倍率を上げるべきなんですね、、、
ASI622MCだと5.6×3.1㎜なので、次回はこれを使います。
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