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FOMC(2020/6/10)

 米連邦準備理事会(FRB)は9─10日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.00~0.25%に据え置くことを決定しました。https://jp.reuters.com/article/instantviews-fomc-idJPKBN23H38H


 同様の方針は前回のFOMCでも示されており、今回はそれが再確認された形です。
 しかしFRBが方針を決めたことと、市場関係者がそれを信じて行動するかは別の問題です。

 上記は、市場関係者がFF金利の今後の推移を実際にはどう考えているかを、シカゴ商品取引所に上場されているFF金利先物から逆算して求めた、CME FedWatchから取りまとめたグラフです。


 図を見ると、
① 破線は一昨日6/9のデータで、来年3月のFOMCまで、青線が示す0.00~0.25ベーシスポイントの金利が続くと市場関係者が思っている確率は85%程度で推移していて、他方、赤線が示す0.25~0.50ベーシスポイントまで金利が高まる確率も15%程度ありました。
② 実線はFOMC直後、日本時間今朝時点のデータです。赤線はほぼゼロになり、一方で青線は100%になり、市場関係者ほぼ全員が、目標金利はここしばらく0.00~0.25の幅に落ち着くだろうと、考えていることが分かります。


 目標金利はFRB議長が発表するものですが、市場関係者全員がパウエル議長の言葉を信じた、、、ということです。これはFRBと市場の信頼関係がデータでも確認できたということで、非常によいことだと思います。


 またしばらくは、金利ゼロが続くということは、投資環境的にはGo!の号令がかかったようなもの。